戦車の実物展示ご紹介(世界)
- はじめに ~戦車が先かガルパンが先か~
- 【ベトナム】戦争証跡博物館
- 【ベトナム】ホーチミン作戦記念館
- 【カンボジア】カンボジア戦争博物館
- 【ロシア】軍事史博物館
- 【韓国】戦争記念館
- 【日本】靖国神社 遊就館
- 【中国】九・一八歴史博物館
- 【イスラエル】軍事博物館(ヤド・ラ・シリヨン)
はじめに ~戦車が先かガルパンが先か~
ガールズ&パンツァー(通称ガルパン)の恐ろしいところは、気が付いたら女の子のみならず戦車の推しができていることである。「パンツァー(戦車)」が「ガールズ」と並立関係にあることからも分かる通り、どちらもこの作品に不可欠な要素であり、両者が高いレベルで融合しているからこそ、片方の魅力がもう片方の魅力を引き出し、ずぶずぶと沼にはまっていくのである。
劇場版を映画館で8回見るほどの敬虔なるガルパンおじさんである私にとっても例外ではなく、他方の趣味である海外旅行の行き先で戦車を見かけると異常興奮するようになってしまった。
そう、世界の国々では日本ほど軍事的なものがタブー視されておらず、ちょっと軍事博物館みたいなところに行けば、旧石器時代のよくわからん石のごとく普通に戦車が展示されているのを目にすることができるだろう。所によっては登れたりするファンサービスもある。なかなか海外に行けない状況ではあるが、今まで見てきたものをご紹介する。
ガルパンに出てきた戦車は赤文字で記載します。
【ベトナム】戦争証跡博物館
国 | ベトナム |
都市 | ホーチミン |
施設名 | 戦争証跡博物館 |
保有戦車 | M48A3(アメリカ)、M41パットン(アメリカ) 他 |
一言 | ベトナム戦争の凄惨な歴史を記録する博物館。南ベトナムから鹵獲したと |
思しきアメリカ製の兵器が屋外に陳列されている。 | |
戦車がメインという訳ではなく、戦闘機や高射砲などが多い。また、正直、 | |
兵器よりも屋内の拷問器具等の展示の方が印象強い。 |
M48A3(アメリカ)
【ベトナム】ホーチミン作戦記念館
国 | ベトナム |
都市 | ホーチミン |
施設名 | ホーチミン作戦記念館 |
保有戦車 | T-54(ソ連) |
一言 | 戦車は確かT-54の一台しかなく、ここもどちらかというと戦闘機や |
高射砲が多い。屋内はベトナム戦争時の作戦がジオラマと共に紹介さ | |
れていて、好きな人にはたまらない。 |
ガイドのおっさんのご厚意でT-54の上に立った写真を撮ってもらった。
みぽりんの真似をしたつもりだが、敵のプラウダ戦車なのは笑いどころ。
【カンボジア】カンボジア戦争博物館
国 | カンボジア |
都市 | シェムリアップ |
施設名 | カンボジア戦争博物館 |
保有戦車 | T-54(ソ連)、PT76(ソ連) 他 |
一言 | 戦車は主にT-54が何台か展示されているもののの、野ざらしのため果 |
てしなくサビている。 | |
展示物は戦闘機や地雷、銃等がメイン。 |
T-54。冷戦時代はソ連が中小国に武器供与しまくっていたため、先程のベトナムといいソ連戦車が多い。
【ロシア】軍事史博物館
国 | ロシア |
都市 | ハバロフスク |
施設名 | 軍事史博物館 |
保有戦車 | T-18、BT-7、T-34-85、T-54、T-62、T-80、IS-3 |
一言 | 戦車大国ソ連なだけあって、戦車の品揃えは素晴らしい(ソ連戦車し |
かないが)。 | |
ちゃんと塗装してあって保存状態も良いし、ずらっと戦車が並ぶ様は | |
圧巻。 |
カチューシャちゃんのT-34-85。史実でも主力戦車だからか、これだけ塗装に気合が入ってる。
IS-3。劇中でノンナが乗ってたのはIS-2だが、砲塔以外はまあまあ似てる。
ISシリーズの長い砲身は個人的にめっちゃ好み。
【韓国】戦争記念館
国 | 韓国 |
都市 | ソウル |
施設名 | 戦争記念館 |
保有戦車 | SU-100(ソ連)、T-34(ソ連)、T-34-85(ソ連)、T-59(中国)、M48A2C(アメリカ)、M107(アメリカ) 他 |
一言 | 朝鮮戦争の名残か、東西の戦車が多数陳列されていて面白い。 |
数も多め。敷地もかなり広く、戦艦までいる。 |
砲が激強の駆逐戦車SU-100にお目にかかれる。
【日本】靖国神社 遊就館
国 | 日本 |
都市 | 東京 |
施設名 | 靖国神社 遊就館 |
保有戦車 | 九七式中戦車(チハ)旧砲塔(日本) |
一言 | ここにきて日本。靖国神社の脇にある遊就館内に日本軍の兵器が多数 |
展示されている。ただし戦車はチハのみだが、海外ではあまりお目に | |
かかれないのでレア。 | |
もちろん知波単学園の主力戦車。西隊長と同じ旧砲塔型なのがポイント高い。 |
【中国】九・一八歴史博物館
国 | 中国 |
都市 | 瀋陽 |
施設名 | 九・一八歴史博物館 |
保有戦車 | T-34-85(ソ連) |
一言 | 満州事変(中国名:九・一八事変)を記念する反日的な博物館で、 |
ソ連の主力戦車T-34-85がポツンと1台展示されている。 |
【イスラエル】軍事博物館(ヤド・ラ・シリヨン)
国 | イスラエル |
都市 | ラトルン |
施設名 | 軍事博物館(ヤド・ラ・シリヨン) |
保有戦車 |
【イスラエル】メルカバMk.1~4、チラン4~6(それぞれT-54、T-55、T-62をイスラエルが改修)、Magach3・5(3はM48パットンをイスラエルが改修) 【イギリス】クロムウェル、Mk.VI軽戦車、センチュリオン、アキリーズM10駆逐戦車、マチルダⅡ 【アメリカ】シャーマンM4A1、M4A2、M4A3、M41A3ウォーカーブルドッグ、M24チャーフィー、M3A1スチュアート、M3リー 【ドイツ】IV号戦車(ドイツ)、Ⅲ号突撃砲 【ソ連】IS-3
|
一言 | 本記事で最大級の戦車数。コレクションの豪華さは随一で、多国籍に渡る。 |
ここだけで記事にしてもよかったぐらい。 | |
戦車好きなら一度は訪れたい。ただし、イスラエル国内でも少し行き | |
にくいのが難点。 |
我らがあんこうチームのIV号戦車。
この博物館には事前知識無しで行ったので、まさか見れるとは思ってなかった。
カバさんチームのⅢ突。
ウサギさんチームのM3リー。
このようにガルパン登場戦車もかなり豊富。
全部載っけたいところだけどこの辺で。