にっこりんファトワー

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Trip.comで予約した飛行機が欠航になったから返金してもらうまでの話

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Trip.comで予約した航空券が欠航になりましたが、全額返金してもらうまでに紆余曲折ありました。その一部始終です。

 

 

 

 

事の始まり

 新型コロナウイルス。非常事態宣言も出され、広範囲の経済活動が停止して大変なことになっていますね。
私も新型コロナウイルスには並々ならぬ憎しみを抱いているのですが、その原因の一つはインド旅行を中止に追い込まれたことです。

 

旅行計画

 2019年12月頃から、3月中旬のインド・バングラデシュ旅行を計画していました。カレー食べてえな、チャイ(インド式ミルクティー)飲みてえな、そんな軽いノリでした。

もともと頭の中でルートは組んでいたので、航空券が安い日を見極めて予約したのが遅まきながら2月21日です。

大阪からバンコク経由でインドのコルカタに入り、陸路でバングラデシュに入った後、首都ダッカからクアラルンプール経由で大阪に帰るというルートでした。

 

 予約した航空券は以下の4つ。往復約48,000円でまとまりました。

  1. 大阪→バンコク(2020年3月15日14:30発、ライオンエアSL305、9,380円)
  2. バンコクコルカタ(2020年3月16日00:05発、タイ・エアアジアSD120、9,070円)
  3. ダッカ→クアラルンプール(2020年3月21日00:35発、エアアジアAK070、17,950円)
  4. クアラルンプール→大阪(2020年3月21日14:15発、エアアジアXD7001、11,960円)

 LCCのストレートフラッシュで恥ずかしいけど、墜落しなきゃ充分の貧乏性だからしょうがないね!
ちなみに、経由地のバンコクとクアラルンプールでは長めに時間を取り、それぞれ日帰り観光できるように組みました。粋でしょ。

 

jp.trip.com


 そして、これらは全て中国系の大手旅行サイトTrip.comで予約しました。
中国系ということで少し不安はありますが、日本語での電話サポートに対応していたり、何よりとにかく安いので、安かろう悪かろうを認識して使うならベストだと思います。

 

断念

 いやあ、甘かった。飲みそびれたチャイより甘い。
立案は新型コロナ流行前ですが、安い航空券を探すのに時間をかけすぎて、ようやっと予約したのが2月下旬でした。
その頃には日本社会にもだいぶ緊迫感が出ており、自粛要請がかかる直前だったと思います。
旅行の日が迫っている焦りもあって、まあいけるやろ!と強行を決意し航空券を購入したのです。アホですね。


 その後、呑気にホテル探しを始めていましたが、毎日のように新型コロナウイルスの流行は拡大しており、さすがに旅行の可否を案ずるようになりました。
外務省のサイトにおいて、コロナの関係で日本人に対し入国制限を行っている国とその内容が一覧で発表されているのですが、日毎に国が増えていき、
そしてついに......

3月4日、インド政府が日本人のビザ免除措置を中止しました。

 

 旅行まで2週間を切っています。今からビザなんて取る時間がないですし、そもそもこんな状況では仮に申請したところで観光目的なんて絶対通らないでしょう。
実質的な入国拒否です。
この時点でやっと旅行を諦め、返金の可能性を探り始めました。
自粛じゃなくて強制的に諦めさせられてやっとというところがクズいです。サーセン

 

部分勝利~1/4だけ返金~

 正直、こういうときの補償が弱いのがLCCの特徴だと理解していたので、返金は無理かと思っていました。
航空券のキャンセルはTrip.comのマイページの「予約内容」からできるのですが、試しに「キャンセル」を押したときに表示される「返金予定額」は0円でした。
それでも事情が事情(そもそもの入国ができなくなった)ですし、そのあたりでの温情を期待しちゃいます。額も安くないですし。挑戦は大事。

jp.trip.com
 検索やホームページで同じような事例を探しましたが見つけることができなかったので、Trip.comに電話で問い合わせます。
電話番号は素直にお問い合わせページに書いてありました。
こんな大きなサービスだとまず番号を載せてないずる賢い日本企業とは違い、キ○ガイクレーマーどんと来いの男気に感銘を受けました。24時間年中無休なのもポイント高いです。お前ら絶対イタ電するなよ。

 早速電話すると、自動音声で言語(日本語、英語、中国語)や問い合わせ種類を選択するようになっています。よくあるパターンですね。
そこからオペレーターに繋がるのを待つのですが、「新型コロナウィルスの影響で通常よりお時間を頂いています。」との案内が。結構多岐に展開している企業なので同様の対応に忙殺されているのでしょう。
1時間程度を覚悟し、電話をスピーカーモードで放置します。


 すると15分ほどで「おまたせしました~」の声が。男気。日本人女性だったけど。
状況を説明すると、「調べた後にメールで回答します」とのことで電話を終わりました。

 翌日、メールにて以下の回答を得ました。

 ・大阪→バンコクの航空券については全額返金可能

 ・それ以外については返金不可能。

 

 嬉しいことに、LCCなのにも関わらず1の航空券は返金が認められました。48,000円のうち9,000円余ですが、返ってきただけでも良しとしましょう。
逆にそれ以外の2~4の航空券についてはキッパリと断られましたが、それはもう自分の判断ミスの勉強代として諦めます。
(余談ですが、2~4は全てセコいことで有名なエアアジアグループなので、妙に納得しました。1だけ全く別の会社です。)


これにて一件落着~......と思ったところに思わぬ転機です。

 

完全勝利~全額返金~

 3月中旬にかけて、世界中で急激に自粛ムードが醸成されていました。
もし旅程が1週間早く、ちょうどこの頃に帰ってきていたら、私はおそらく周りから熱烈な迫害を受けたでしょう。危なかったです。


 そんなある日、ナンと*1、捨て航空券だった残りの3便が立て続けに欠航となりました。世界情勢的に当然の流れでしたが。
こうなれば航空会社事由でのキャンセルとなので、全額返ってきます

 サイトのマイページの「予約内容」でキャンセルを押すと、「返金予定額」は全額になっていました。欠航になる前は0円だったので、ちゃんと更新されています。

 マイナスがゼロになっただけですが。もう4万円儲けた気分。命拾いしました。

さっさと手続きを済ませ、インド映画ばりに全員で踊ってフィナーレです。

 

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 ちなみにこのインド映画『きっと、うまくいく』は超名作なので絶対見るべきです。

 

ひと悶着

  と、きっとうまくいけばよかったのですが、最後に少し問題がありました。
キャンセル時のメールには「返金は10営業日以内に行う」と書いてありましたが、それを大幅に超えた4月中旬になっても一向に音沙汰がありません。
これはまずいぞと思い、まずは決済したクレジットカード会社に問い合わせました。

 

僕「キャンセルの情報来てますか~?」

ク「来てませんよ~。」

 

 はい、Trip.comが原因ですね。またオペレーターに問い合わせます。

 

僕「かくかくしかじかで~」

Trip.com「お調べしたところ、こちらの方でキャンセル手続きができていませんでした。今から手続き開始します。特に手続完了の報告はありませんのでご了承ください。」

 

 どうやらTrip.comのミスだったようです。そういうとこやぞ。
キレかけましたが、別にお金に困っているわけではないので我慢しました。
これが明日の食料にも困るホームレスとかだったら確実に死んでますね。カード決済でインド旅行に行くホームレスとは一体。

 

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  3日ぐらいしてカード会社のご利用明細を見に行くと、ちゃんとキャンセルが反映されてました。
手続きが遅れたので返金月は5月になっています。
めでたしめでたし。

 

まとめ

・旅行先の入国拒否を理由にしたキャンセルは、航空会社によって対応が違うので問い合わせるべき

・飛行機が欠航になった場合LCCでも全額返金される可能性が高い。

・返金されたお金がちゃんと帰ってきてるか確認しよう。

 

以上です。ありがとうございました。

 

*1:ナンだけに

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